不安や心配をやわらげる3つのステップ

  • 2020年11月23日
  • 2020年11月24日
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皆さんは不安や心配になっていることはありますか?

僕は以前はいつも思い悩んでいましたが、最近ではこの方法を試すことで随分と心が穏やかでいられるようになりました。

 

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仕事のこと、人間関係のこと、お金のこと、不安ばっかりだー!!

 

この記事で分かること
 ✔不安や心配とは何か
 ✔不安と心配の違い
 ✔不安や心配を取り除く3つステップ

不安や心配とは何か

元々は不安や心配という感情は、人間にとって必要な感情です。

「仕事でプレゼンがうまくいくか心配だ」「接客することに不安を感じる」「将来お金で困らないか心配だ」などなど。

そういった不安や心配を感じたらあなたはどうしますか?

テレビを見て忘れますか?友人に相談しますか?他には?

何かしら行動しますよね?そう、不安や心配とは、行動を促すための感情なのです

人間だって生物。自分の身に起こる危険を回避するために行動させる感情、それが不安や心配です。

不安と心配の違い

 

不安と心配の違いは説明できますか?この違い、結構重要です

不安とは

不安とは、その対象がはっきり分からないものに対する怖い感情です。

何に対してか分からないけどソワソワする、落ち着かない、そんな漠然とした状態です。

例えば、「将来に対する不安」です。自分が今の生活を進めていって幸せな今後の人生を歩んでいけるか分からないというような感覚はあるけども、具体的に何に関してか判然としていない状態です。

心配とは

心配とは、その対象がはっきり分かっているものに対する怖い感情です。

具体的な物事についてあれこれ考えてしまう状態です。”恐怖”とも言います。

例えば、将来のことについて、このままではお金が将来足りなくなって、ひもじい思いをするのではないか、結婚できないのではないか、子どもを十分に養育できないのではないか、と考えてしまう状態です。

 

不安や心配が続くとどうなるか

目の前のことがうまくこなせなくなる

不安や心配な気持ちを抱えていると、どうしても頭の片隅に残っていて、脳みそエネルギーがそちらにも注がれてしまいます。

パソコンが複数のアプリケーションを起動させながら作業すると1つ1つのアプリケーションの動作が遅くなるのと同様に、脳みそも複数のことが頭の中にあると1つのことに集中できなくてパフォーマンスが落ちてしまいます

調子を崩してしまう

そもそも不安や心配は、「自分の身に起こる危険を回避するために行動させる感情」とも説明しました。

生物として、このような状態になると交感神経が働きます

 

交感神経は私たちの身体を戦闘状態にします。

さて重要な会議でプレゼンテーション(プレゼン)をするとき、どうなりますか?「心臓はドキドキ、顔は紅潮、手に汗握る。のどはカラカラ、胃がキュッとなる」のは交感神経のなせる技です。<略>プレゼンがすんだ後は、げっそりと痩せたように感じるでしょう。これが急性のストレスを抱え込んだときの私たちです。でもしばらくすると、副交感神経の働きによってホッとし、無性にお腹が空いてきますね。このようなバランスにより、ストレスに適切に対応しているのです。

e-ヘルスネット 厚生労働省

 

交感神経は闘争と逃走を司ると言われます。英語ではFight or Flightです。うまくできてますね。

生物として危機に瀕した時、その対象と戦う、もしくは逃げることで、自分を脅かす対象から離れる行動を取ります。

火事場のバカ力ということですね。そのような状態は、一時的に自分の持っている力を最大限発揮できる大事な状態です。
ただし、馬もムチ打ち続けて走らせればどうなるか。当然倒れてしまいます。

人間は交感神経と副交感神経をうまく切り替えながらバンスをとって生きています。

交感神経を働かすことでうまく自分の力を発揮させたり、ほどよい緊張が生活にメリハリをつけてくれます。

ただし交感神経が働き続けることは自分の身を削ってしまうことになります!

不安障害や自律神経失調症といった病気に繋がりかねません。

不安や心配が続かないようにしっかりと切り替えたり解消したりしましょう!

不安や心配を取り除く方法

では実際に不安や心配を取り除くにはどうしたらよいか3つのステップで紹介していきます。

①今自分が感じている気持ちに気づく

心がモヤモヤする、なんだか物悲しい、なんだか腹立たしい、そんな漠然とした気持でもまずは気持ちに気づくことが大事です。

感情は自分の不調のサインであったり、次への行動を促すためのサインであったりします。

それを無視し続けたり気づかないでいると、物事がうまくいかにないばかりか、どんどんと不調に陥ってしまうかもしれません。

「あ、自分は今寂しいんだな」「自分は怒っているんだ」「なんだか不安だ」などとまずは漠然とでも構わないので、そういった気持ちに気づいてあげましょう。

また、その不安や心配な気持ちがあるのは分かっていつつも、それから逃れるようにテレビやゲーム、お酒などに走ってしまっている場合、そのことに気づくことも次のステップに進むためにとても大事です。

②漠然とした気持ちを更に掘り下げる

先に、自分の気持ちに気づくことを挙げました。

本記事では不安や心配についての記事ですので、他の感情はいったん置いておきます。

ちなみに怒りの感情はまた別記事で扱いたいと思います。

今自分の感じている感情が、何か具体的な対象として「これについて心配なんだ」と思うものがあれば、次に進んでください。

「何だか不安なんだ」という漠然としたものであれば、その漠然としたものが何なのかとにかく掘り下げてみて下さい

「将来の不安」なのであれば、実際に将来の何についての不安ですか?お金なのか、仕事が続けられるのか、自分の健康なのか、家族との関係なのか等…

「接客が不安」なのであれば、自分が変に思われないか心配なのか、ちゃんと商品を勧められるか心配なのか等…

漠然とした不安が具体的な心配に掘り下げられることで、具体的に行動に移すことができます

③行動する

心配を解決するための行動をとる

不安や心配は、次の行動を促すための感情だと説明しました。
なので、その心配な気持ちを引き起こす対象を解決するための行動を取りましょう。

心配な気持ちを引き起こす対象が解決すれば当然に心配な気持ちはなくなりますし、行動に移すことで気持ちは随分と軽くなります。

行動に移すための敷居を下げることに参考になる記事はこちらです。ぜひご参照ください。

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ちなみに、その心配な気持ちを解消するための行動がどうしても取れないようなケースもあるかもしれません。

その場合はやや乱暴な言い方ですが、気にしないのが一番です。
解決しようがない対象についてずっと心配していても、目の前のことがうまくこなせないばかりか、長期化すると調子を崩してしまうことは先ほど説明した通りです。

なかなか割り切るのは難しいかもしれませんが、行動できることはしっかりと行動して、どうしようもないことはそんなことに心配しているのは時間も自分の感情もすり減らしてもったいないと思うように割り切りましょう。

不安や心配な気持ちを書き出す

こちらは根本の解決ではありませんが、少なくとも一時的には楽になったり、目の前のことに集中できるようになるメリットがあります。

先ほど、不安や心配な気持ちがあると目の前のことに集中できないと説明しました。

そこで、不安や心配な気持ち、もしくは気になっていることをとにかく紙でもノートでもスマホにでもなんにでも構いませんから書き出してしまいましょう

「〇さんと関係が悪くて嫌な気持ちだ」などと一言書くのではなく、それによって自分がどのようにしんどいのか、自分の何が脅かされる感じがするのか、他の人間関係にまで影響が及ぼすのか、なぜその人との関係が悪いと嫌なのか、など気になっていることに関連したことも含めてたくさん書くようにしましょう。

書き出すことで、自分の頭にあることを外に棚出ししてしまうのです。そうすれば色々なことが気になってしまうということからは解放され、目の前に集中できます。

また、書き出すことで漠然としていた部分がより具体化したり、客観的に自分の気持ちを見つめることができます。
人は自分のことと思うと適切な対処が考えられませんが、他人事だと意外と的を射たアドバイスができたりします。
書き出し客観化することで、そんなに気にしなくても良いかと割り切りやすくなることもあります。

まとめ

以上、不安や心配な気持ちを解消するための方法を紹介しました。

とにかくそういった気持ちがなぜ起きてしまうのか対象を具体的に掘り下げること、それを解決するための行動を取るのみです!

解決するための行動がとれないような対象であれば、気にしすぎても仕方がないと気にせず目の前のことに集中するようにしましょう!

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