闇にぼわっと浮かぶ車をRAW現像

被写体を良い感じに移すには、背景と被写体をしっかりと分けることが大事です。
しっかりと分けるのには、背景をボカすのが定番ですが、真っ暗な背景に被写体だけを浮かび上がらす方法も有効かと思います。そして被写体も暗く引き締めることでカッコよい雰囲気も表現してみました。
RAW現像はnx-dを利用しています。

まず写真そのものですが、夜の駐車場で撮りました。夜で暗いので三脚を使うのが理想ですが、こっそりパッと撮りたかったので、単焦点で開放寄り、望遠で撮ることで背景がごちゃごちゃしないように工夫しました。RAW現像するので明るさのステップはそんなに気にしなくてもよいですが、黒とびしない範囲でシャッタースピードが速くなるようにアンダーで撮りました。そして他の車が写らないように車を少し前に出して撮っただけです笑

はい、左が現像前で右が現像後です。
背景に少し入っていた光が消えました。

トーンカーブをいじります。明るいところと暗いところのメリハリがつきます。

次に、明るさを部分的に調整します(カラーコントロールポイント)。

背景に少し入った光を消すために、このあたりのポイントで明るさだけを下げます。

タイヤあたりがやや暗く感じられたので、明るさを少し持ち上げます。

以上で完成です。
今回は暗い写真で、車体もパールホワイトであったことから、色味などは何もいじらず、基本明るさをいじるだけで仕上がりました。
皆さんの参考になれば幸いです。

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