皆さんこんにちは。
一眼レフでコスモスを撮ろうと思っても、どのように撮ればうまく撮れるのか悩む方も多いのではないでしょうか?せっかくの一眼レフ。色々な設定を駆使して綺麗な写真を撮りましょう!
この記事では、コスモスを撮るときに取り入れてみるとレベルアップした写真が撮れるポイントについていくつか紹介させていただきます。
1輪の花に視点を向ける
「あのコスモスが綺麗だな」と、好みの色合いや綺麗な形をしている1輪のコスモスを見つけましょう。その花を中心に、どのような構図で撮ればうまく撮れるのか試してみます。その花を真ん中に撮るのか、F値を小さくして周りをぼかしたり前ボケを入れるのか、アングルを上から撮ることで他の花もたくさん入れるのか、アングルを下から撮ることで空をたくさん入れるのか…その花が綺麗に写る構図を探してみて下さい。
個人的なおススメは、下から撮ることです。他の花が入らないように、綺麗だなと思った1輪以外の花が入らないようにします。そうすることで、初心者にありがちな、とりあえず撮ったという写真から簡単に一線を画すことができるでしょう。近くに寄って撮影できそうな背の高い1輪を探してみて下さい。お持ちのレンズのうちで最もズームで撮ってみて下さい。そうすることで他がボケたりカットできることで1輪だけ切り取りやすくなります。
ハイアングルで撮影する
何気なくアイレベル(目線の高さ。カメラを自然に構えて撮影する高さ)で撮影すると、中途半端に空や背景の建物が入ることがあります。
そこで、グッと手を上に伸ばして上から見下ろすように撮影してみて下さい。群生しているコスモスの場合、空や背景が入らず、コスモスだけが写っているような写真を撮ることができます。バリアングルのモニターがあれば構図を定めやすいですが、ライブビューを使えば、ある程度構図を見ることができます。
お手持ちのレンズの中でも広角寄りで撮ってみて下さい。
脚立を用意できる方は、脚立に乗って撮影してみて下さい。脚立を使用する場合は、周囲の人に邪魔にならないように細心の注意を払うようにしてください。
逆光で撮影する
コスモスは逆光と非常に相性が良いです。コスモスの薄い花びらを太陽光が透過して綺麗に写ります。また、花自体が小さくて茎も細いことから、その隙間から光が差し込む様子が球ボケになったり、繊細なシルエットが表現できたりします。夕日になってくると、色合いが赤みがかってくるので、哀愁のある雰囲気になります。元気なイメージの夏を終えた秋、紅葉の秋、ということで、物静かなイメージの秋の表現としてもバッチリです。
マイナス補正して撮る
日中にマイナス補正して撮るとなんだが暗い雰囲気の写真となってしまいますが、夕方の光が少なくなってきたころに露出をマイナス補正して撮ると、また一風変わった写真が撮れます。コスモスの場合、花や茎が細くて繊細なのと、群生もしていることから、シルエット写真にすることで非常にかわいらしい写真となります。
マイナス補正についてはこちら。
WBを曇りモードで撮影する
少し難しいイメージのあるホワイトバランスですが、色合いを調整する機能になります。曇天モードで撮ると、赤みがかった写真となります。逆光で撮る項目でも触れましたが、秋らしい哀愁のある写真となります。陽が傾いてきた夕刻頃には特に綺麗に見えるでしょう。
ちなみに太陽光モードで撮ると見た目に近い写真が撮れますし、蛍光灯モードで撮ると青みがかった写真が撮れます。昼前後など太陽が高い位置にあるときや、空の青さを表現する場合には、蛍光灯モードで撮ると爽やかな雰囲気になりますので、こちらも併せてお試しください。
以上、初心者の方でも取り入れてみるとレベルアップした写真が撮れるポイントについていくつか紹介させていただきました。ご参考になれば幸いです。