自宅でできるバースデーフォトの撮り方(撮影編)

我が子の大切なバースデー。自宅でも可愛く撮れる方法について紹介してみたいと思います。この記事では、カメラの設定や撮り方のコツついて紹介したいと思います。

カメラの設定の手順

①明るさを+補正する

下の2枚を比べてみて下さい。

左の写真と右の写真では明るさが違うので、見た雰囲気も違いますよね?

左の暗めの写真は、光と影があるので印象的な写真に見えます。落ち着いた雰囲気、情緒的な雰囲気が表現できます。それはそれで表現としては良い写真ではあるのですが、バースデーフォトとしては向きません。やはりバースデーフォトは明るく撮って、可愛い雰囲気、楽しい雰囲気で撮る方が向いていますご自分で良いな思う雰囲気になるように+に振ってみて下さい。

もちろん、男の子をカッコよく撮りたい、という場合にはあえて暗めの設定で撮るのも良いかもしれません。
上の例では数値で見ると+0.7と+1.3とそんなに違いがないですし、光の入っている具合などで変わりますから数値そのものを鵜呑みにせずに、撮ったお部屋の環境などに合わせて、実際に撮ってお好みの明るさに合うように調整してみて下さい。

 

②背景に合わせた絞り値(f値)を設定する

明るさが決まったら、次はピントの合わせ具合(”被写界深度”といいます)です。

どれくらいの奥行きでピントが合うかが変わります。
絞り値(f値)が小さいとピントが合う奥行きは狭く、絞り値が大きいと幅広い奥行きでピントが合います

下の2枚を比べてみて下さい。

左と右とでは、ピントの合い方が違いますね。


左の写真は絞り値を少し上げる(絞る)ことで背景の色々なものにピントが合うようにしています。飾りとしてそれぞれをしっかり映したいときは絞り値を上げてください良くも悪くも記念撮影です。

右の写真は絞り値を下げることで、背景がボケますそうすることでカメラの奥にある背景や手前にあるものがボケて幻想的な雰囲気になります。

ISO感度を設定する

明るさとピントの合わせ具合が決まったら次はISO感度を設定します。

こちらは比較写真はありません。写真がブレないように調整してください。

特に②で絞り値を大きく設定すればするほどシャッタースピードが遅くなりブレやすくなるので、その場合はISO感度を上げてくださいISO感度を高くすればブレにくくはなりますが写真が荒くなります。

ISO感度を低くすれば写真は綺麗ですが、ブレやすくなります。ブレない程度に低く設定してみて下さい。

あくまで参考程度ですが、シャッタースピードは1/200程度であればブレずに撮れるかと思います。慣れれば1/100秒より遅くてもブレなかったりしますが、子供の動きの大きさや速さなど、色々踏まえて調整してみて下さい。

番外編

部屋で撮る場合は、ストロボがあると更に良い写真が撮れます。

本当はバースデーフォトで比較したかったのですが、分かりやすいようにシンプルな写真をお見せします。

ストロボありの方が影がなくて明るさが均一で綺麗に見えると思います。

あと、感覚的にスタジオ感ありませんか?笑
部屋で撮る場合、電球では照らせる範囲が限られますし光量も多くはありません。太陽光は柔らかいいい雰囲気に撮れますが、一方から照らされるに限られることが多いと思いますので、光が足りない場合や自由に光をコントロールしたい場合はぜひストロボ写真にチャレンジしてみて下さい!僕も初心者ですが、難しいことは勉強しながらでもとりあえず使ってみればワンランクアップした写真が撮れますよ◎

間接照明のように後ろを照らすこともできます。

撮り方のコツ

撮り方のコツですが、子どもの写真を撮る場合に共通するような話にはなりますが、紹介させてもらいます。

構図が大事!

構図といっても、傾かないこと、写真の中央や四隅を意識するという、どの写真でも言えることは割愛します。

子どもの写真で一番気を付けたいのは、高さです。子供の目線に合わせた高さで撮りましょう

子どもの年齢によりますが座らせるとせいぜい50cm程度の高さになると思います。

そうすると大人が立って撮るなんてもってのほか、見下ろす形の構図となり、壁に対しても斜めの構図となり見栄えが悪いです。しゃがんで撮るのも悪くはないですが、僕はうつぶせに寝そべって、肘を立てて撮ることもあります。そうすることで、子どもの目線に合わせた自然な高さで撮ることができます。

一方で、今書いたことと反する内容にもなるのですが、あえて上から撮るというのもアリです。

上から撮ることで子どもは顔や目線を見上げることになり、子どもの小ささ可愛さ弱さが表現されるというか、親心がくすぐられる写真となります。

協力が大事!

もし両親で撮るという場合は、お父さんが写真を撮ることが多いとは思うのですが、結構お母さんの仕事が大きいように思います。もちろん、お父さんがカメラを構えて「こっち見てねー」と声をかけるだけで良い写真が撮れる神童のような子なら良いのですが、なかなかそうもいかないのではないでしょうか?

カメラマン役割と笑顔を引き出す役割と分かれている方が、カメラマンはシャッターを切るタイミングをしっかりと図れるし、設定の微調整もしやすいです。そして、笑顔を引き出すのはお母さんが向いている(我が家だけ??)ことが多いと思います。もちろん、ご家庭によってはお母さんよりもお父さん、ご兄弟、祖父母が得意ということもあろうでしょうから、それぞれに合った役割分担で撮ってみて下さい。

カメラマンももちろん大事ですが、子どもの笑顔を引き出す役割もとても大きいです。

 

お菓子をあげる(個人的にはあまり好きではないですが…)

バースデーフォトは用意も大変だし、子どもにとっては楽しい要素が少ないと思います。ドレスを着るのが楽しい、可愛く撮られることが楽しい、長時間の撮影にも耐えられる、という年齢なら良いのですが、我が3歳娘は、いくらお母さんがあやしても、撮影そのものを楽しむのに限界がありどうしても機嫌が悪くなっていってしまいます。最後の手段、お菓子です。

お菓子を食べることで笑顔になるほか、口元に手を持っていった瞬間をカメラに収められると、それはそれで可愛い写真になります。また、我が娘は、「可愛くおねだりしてみて」と言うと、「お菓子ちょうだい」と可愛くおねだりしてくれました。ぜひお試しください☺

「美味しいポーズして」とお願いしてみた
「可愛くおねだりして」とお願いしてみた

以上、バースデーフォトを撮る際の、撮り方のコツをご紹介させて頂きました。
みなさんのご参考になれば幸いです。

自宅でできるバースデーフォトの撮り方(背景編)はこちら

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